砂漠には舗装された一本道がどこまでも続いています。そんな砂漠ロードをつかって黒砂漠をとおり抜け、白砂漠で夕日を見て、いつしか気づくと砂の上の道なき道を走っていました。
そして今日の寝床に到着。 砂漠キャンプは、今回の旅の一番の目的でした。キャンプ地に到着するとガイドさんが砂よけのために布をはります。ロープと棒と石と砂を使って上手に立てかけていきました。 町ではふだんレストランをやっているというガイドのコーカさんが薪で火をおこし、夕食の準備を黙々と進めている間に、周囲はどんどん闇につつまれ、星が輝き始めてきました。 砂、火、月、星... 目に見えるものは単純ですが、張りつめるような澄んだ冷たい空気、焚き火のやわらかい暖かさ、耳鳴りがしそうなほどの静けさ、自分がいろいろなものを感じとっているのがよくわかります。 古代の人たちが作り出した神話の世界がすぐ手の届くところにあるかのよう。 寝ている間、空気に触れている顔だけが異常に冷たくなって、ときどき目がさめたのですが、ちょうど眠っている間にキツネやラクダが近くを歩いていたようです。 朝起きると、あしあとだけが残されていました。見たかった・・・。 ジープの止まっている場所がキャンプした場所。別のグループがどこにいるのかわからないくらいに場所がうまく設定されています。 このポツンとした感じがいい。 明け方がまたきれい。
by iftuhsimsim
| 2010-12-03 01:04
| エジプト2010
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