カテゴリ:旅( 6 )

遠野へ

夏の日本の旅はせっかくなら観光の盛り返しをがんばっている東北へ、ということで週末をつかって岩手へ行ってきました。行きも帰りもガラ空きの新幹線の自由席にちょっとびっくりしました。

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遠野はずっと来たかった場所で、本当はこの町に泊まりたかったのですが、震災以降、復興支援の拠点地となっていたため、ボランティアの方たちの宿泊を優先させている部分があり、問い合わせた宿はことごとく満室で断られてしまいました。

ここは民俗学者・柳田國男の『遠野物語』の舞台で、河童や座敷童がいると言われる民話の町です。

天気予報をみてどれだけ暑いんだと危惧していましたが、午前中の雨のおかげで過ごしやすく、駅前でレンタル自転車を借りて、のんびり探索開始。


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花がどこまで行っても、道がひっそりし始めてもそれでも、きれいに手入れされて咲いている町。


若者たちが(中学生とか高校生とかもっと大人なひとたち)が行き交うたび、見知らぬ私に「こんにちは」と声をかけてくれるので、最初のうちは驚きと嬉しさでドキドキでしたが、そのうち慣れてくるとそんな挨拶も自然な事になってくるのでした。
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by iftuhsimsim | 2011-08-01 02:04 |

高遠、ブックフェス

f0236873_2461186.jpgちょうど1週間前、長野県高遠市で開催されたブックフェスティバルに行ってきました。
ライターの北尾トロさんらが中心となって、ブックツーリズム・プロジェクトがここ高遠で進行中です。
青空本屋さんが町のあちこちに出ていたり、またフェスティバル期間中は様々なイベントが用意されています。
東京からバスで行きましたが、行きも帰りも大渋滞。思うようにイベントに参加できませんでしたが、中川五郎さんのトークイベントには行くことができました。テーマは翻訳家が語るアメリカ現代文学について。

厳密にはチャールズ・ブコウスキーのお話でした。酒におぼれ女におぼれの酔いどれ詩人。90年代半ばに日本で注目されたときに彼の小説のほとんどが翻訳されました。けれど詩は別で、古い時代に出された本がわずかにあるだけ。中川さんは詩の翻訳出版を働きかけていらっしゃるようですが、なかなか厳しいようです。

以前ブコウスキーの小説に何冊か挑戦したことがあります。結果すべて途中で挫折しました。あまりの男くささに、というと抽象的ですが、読んでいて居心地があまりよくありませんでした。
でもこの日、中川さんがご自身で訳した2つの詩を朗読してくださり、それがとても素晴らしかったので、再び興味がモクモク湧いてきました。次は詩で挑戦しようかな。

ちなみに2つの詩とは、The Genius Of The Crowd (「民衆のかくれた才能」)と Confession (「告白」)です。前者は60年代のアメリカをうたった詩、後者は最後の妻リンダに捧げた詩です。(タイトルの邦訳は中川さんによるもの。)

中川さんは、荒々しくもストレートで誠実なブコウスキーの言葉にほれたそうです。
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by iftuhsimsim | 2010-09-25 10:20 |

小江戸川越

f0236873_23163713.jpg家から電車で30分。
埼玉県川越市に行って来ました。ここには国の保存地区に選定されている蔵造りの町並みがあります。観光客も多く、思った以上の賑わいでした。
道幅が広く全体的にゆったりしていたのが印象的でした。この町は何度も大火に見舞われた歴史があり、昔から防火対策として道幅を広げていたようです。

お土産屋さんを兼ねて地元のものを売っているお店はもちろん、おしゃれなカフェや雑貨屋なども見かけます。なんとなく町が気取っていない感じ。食べ歩きしながら2時間ほど散策を楽しみました。

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「時の鐘」は約400年前からこの町に時を知らせつづけ、今もなお現役です。
「残したい日本の音風景百選」に選ばれたとか。どんな音だろうと思っていたら、通りかかった観光案内所でおじさんが「12時に鐘がなるよ」と教えてくださいました。
菓子屋横丁を歩いていたら ぼぉ~ん と聞こえてきました。場所が少し離れていたからかもしれませんが、けたたましいわけでもなく連発するわけでもなく、何気なく耳に届いてくる感じです。

ちなみに菓子屋横丁は「かおり風景百選」に選ばれているそうです。
お菓子のかおりはよくわかりませんでしたが、美味しい匂いを放つパン屋がありました。


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氷川神社ではちょうど結婚式が。ご神木も立派です。少し長居して眺めていました。









歩いていると少し汗ばんでくるような、初夏の陽気な休日。
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by iftuhsimsim | 2010-06-06 22:15 |

石川でのひととき

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友人とドライブをしていたらおやっという場所に美術館があったので入ってみました。
ここは石川県白山市。山里の景色が広がる場所です。
『白山美術館』とあるので「山に関わる何か」かと思いきや、大学所蔵の美術館で、卒業制作展が行なわれており、作品のほとんどが現代アートでした。ちょっとびっくり。




車を走らせ、金沢へ。
卯辰山は市内から近い所にあります。兼六園も好きですが、この山も素晴らしいです。
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つつじのきれいな場所があると、友人が連れていってくれました。あいにく時期が少しずれていましたが、代わりに桜が見事でした。うぐいすも元気に鳴いています。
自然の奥深くでは、静けさが無音でないことに気づかされます。
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舞を舞う桜。
レースのような、もやのような。
この日一番のシーン。




f0236873_1382121.jpg5月3~5日には毎年、九谷焼の茶碗祭りが開催されます。今年の収穫はこちら。

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素人ではわからないようなキズモノや蔵ざらえ品などが安く手に入れられるので、多くの人が訪れます。

窯元の同級生に会いました。ここの器は人気があって、うちも家族でファンです。頑張っている知人に会うと励まされます。



GWもまもなく終わり。東京へ帰ります。
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by iftuhsimsim | 2010-05-04 14:00 |

飛騨の里

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合掌家屋を収集(移築)して保存している“集落博物館”です。

古い家屋がそのまま展示品という博物館は各地に多々ありますが、五感をフルに活用して観ることができるのがこうした博物館の魅力だと思います。

見学しているとボランティアガイドの高垣さんが声をかけて下さり、解説をしながら一緒に周って下さいました。
雪の少ない地域にあった家は柱が細かったりと、一つひとつの家を詳細に見ていくうち特徴の違いが分かってきます。

「車田」という円形水田の面白い話を伺いました。
飛騨の里にある車田は展示用に作られたもので、実際は少し離れた別の町で行なわれていました。
伊勢神宮に奉納するための米を作るので、汚水を避け、水田より上流に家が建てられることはなかったそうです。
また元もとは「円形」にではなく、「渦巻き状」に田植えがなされたそうです。神様へのお米をまたがないようにするための工夫でした。
中央に杭を立て、そこから7本の線を引き、線を5つに分けて3株ずつ植えていくのは、人間の健やかな成長を願う七五三の風習に通じるところがあるのでしょうか。

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by iftuhsimsim | 2010-05-01 10:41 |

レトロモダンな図書館

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岐阜県高山市にある図書館「煥章館」です。
明治時代同地に建っていた小学校を再現して、2004年に開館しました。

日中は緑青色が美しく、
夜になれば窓からもれる灯りがいい雰囲気を出しています。

館内も素敵で、書棚にも座席にもすべてに余裕があり、心地よい空間でした。





帰省の道中、より道をして高山市に1泊したのですが、この街の夜は早く、17時ごろから閉店が始まります。
そこで夜の2時間ほどをこの図書館で過ごしていました。


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思いがけず桜が咲いていた4月終わりの高山です。
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by iftuhsimsim | 2010-04-30 23:57 |