カテゴリ:その他( 4 )

ことば

蟻たちはその小ささによって生き残った
蝶たちはその軽さによって傷つかなかった
しなやかな言葉もまた大地震に耐えるだろう

谷川俊太郎さんが昔、大地震の時に書いた詩。
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by iftuhsimsim | 2011-03-20 11:17 | その他

エジプトの行方

f0236873_0303162.jpg以前のタハリール広場。ニュースで流れている今の光景が不思議に思えてしまう自分がいます。

ここ1週間、アルジャジーラやNYTimesなどのウェブ版、エジプトに滞在中の日本人からのレポートをいろいろと毎日チェックしていました。とくにツイッターの威力には驚いています。TVや新聞の報道だけでは見えてこないもののあまりに多いことか。

カイロやアレクサンドリアなど北部のいくつかの地域では激しく衝突した一方、南部のルクソールなどはわりと穏やかで地域によって温度差があるようです。

デモが始まって1週間以上が経過しましたが、正直エジプトの人たちがここまで徹底して抗議にでるとは思っていませんでした。可能性を信じたとき、人の思いはこんなにも凄い力を生みだすのかと圧倒されています。

今年にはいって、歴史がらみのとくにフランス革命のことに触れた本を読みだし「民衆」のことを考えていたので不思議なめぐり合わせを感じます。フランス革命は声なきものたちに声が与えられた革命です。とうとうエジプトにも来たか、と思いました。

エジプトでは平日の日曜日、少しずつ落ち着きを取り戻した感がありホッとした部分もありますが、今後どうなっていくのか、問題や不安は尽きません。まだまだしばらく見守っていきたいです。
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by iftuhsimsim | 2011-02-07 01:05 | その他

フランシス・ピカビア風オムレツ

フランシス・ピカビア(1879-1953)はフランスの画家であり詩人です。彼の絵の変容ぶりはなかなか見ごたえがあります。

これはトクラスがピカビア本人から教わったというレシピ。(『アリス・B・トクラスの料理読本』より)
これをただのオムレツと言うなかれ。だって発明者はあのピカビアなのだから。
作り方はいたってシンプルです。
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  用意するもの: 卵8個、バター半ポンド(約230g)、塩、フォーク、鍋。
ボウルに卵8個を割り入れ、フォークでよくかき混ぜてから、塩を加える。コショウは入れないで。

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これを鍋に流し込む。そう、フライパンでなく、鍋を使うこと。鍋をごくごく弱火にかけ、半ポンドのバターをごく少量ずつ加えていく。この際フォークで絶えず卵をひっくり返すようにする。できあがるのに半時間はかかるはず。もちろんスクランブルエッグではないのだから、ぐちゃぐちゃとかき混ぜてはだめ。

「ごくごく」を読み過ごしてしまい、火が強かったのか半時間もかかりませんでした。「フォークで」とわざわざ書いてあるので使ってみましたが、スプーンの方がよかったかも・・・。バターは半ポンド以上ならどれだけでも良いとありましたが、この塊をみてこれ以上の勇気は起こりませんでした。最後はバターで卵を煮ているような感じ。絶対量が多いと思うのだけど・・・。

バターのおかげで、なめらかでもったりした仕上がりになる。これはおそらくグルメだけがわかるおいしさだろう。
f0236873_21295983.jpgバターの風味は確かに強いのですが、意外や意外、想像していたよりも胃にもたれるような重たい感じがなく、美味しくいただきました。

オムレツだから木葉形だろうと勝手にイメージして完成を目指していたら、どうもゆるいスクランブルエッグ風になってしまい、少しがっくり。彼女たちはどんな風に盛り付けて仕上げていたのでしょうね。
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by iftuhsimsim | 2010-05-30 10:51 | その他

バター

『アリス・B・トクラスの料理読本』のレシピは以前も少し紹介しましたが、ハードな料理がほとんどです。だからこそ、何か作れそうな料理がないかと探してしまうのです。そしてせっかくだから作ってみようと思ったのは先週のことでした。
選んだのは、オムレツです。
よくあるレシピ形式で記載されていたものではなく、エッセイの語りの中で文章で作り方が書かれていました。
一番簡単そうだったから、という理由は言うまでもありません。

材料は卵と塩とバターの3点です。
卵と塩はあります。問題はバターでした。
f0236873_1253151.jpg冷蔵庫を開けると、無塩バターと有塩バターの両方があり、それぞれ半分使っていたので、合計200gありました。
作る過程で塩を加えことになっているのだから有塩でもよいのか、いや、あえて無塩にすべきか、両方混ぜてしまおうか・・・。「バター半ポンド(約230グラム)」と書かれているので分量が足りないけれど、30グラムの差異がどれ程大きいのかもよくわかりません。

とりあえず当時のフランスでどのようなバターが使われていたのかを調べてみることにしました。すると、うちのバターは両方違うことが判明しました。
ヨーロッパでは今も昔も「発酵バター」が主流のようですが、日本で市販されているものは「無発酵バター」がほとんどなのだそうです。風味が全く違うといいます。

このオムレツレシピ、全部で9行なのですが、うち6行はバターのことを書いています。しかも、
絶対この分量(約230グラム)以下ではだめ。これ以上入れるぶんには一向にかまわないが”、とか
バター以外のもので代用してはいけない
とかあるので、バター命なわけです。
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だから探しました。けれど店頭で見つけることができず、結局ネット通販で購入。1週間たってようやく手に入れました。
乳製品独特な強い匂いがします。
さあ、次はいよいよ調理です。


少し話しがそれますが、発酵バターを探しているときに、エシレ・バターの専門店が丸の内にあることを知りました。エシレは世界の一流シェフやロイヤルファミリーから支持を得るフランスの高級バターだそうです。丸の内店は世界初のエシレ専門店らしく、つくづく東京はすごいなあと思いました。
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by iftuhsimsim | 2010-05-30 01:30 | その他